サイエンスナビゲーター®の桜井進氏(sakurAi Science Factory代表取締役)を講師に迎え、川崎市内の小学生を中心に、保護者を含め約180名の方にご来場いただき、「数」をテーマに、映像や音楽を駆使したエンターテイメントショーを楽しんでいただきました。
「今日は勉強するのではなく、とにかく楽しんでほしい」という桜井氏の言葉の通り、「9」にまつわる数字マジックや掛け算・割り算の簡単な計算方法、2進法を活用したキャラクター当てマジック、コピー用紙を何回折ると紙の厚さが宇宙を超えるかを考えるクイズなどを楽しみながら、数学は「いつ」「どこで」という我々が生きていくのに必要不可欠なことを知るために発達してきたこと、幾何学を意味する英語「geometry」の語源が「地球を測る」、数学を意味する英語「mathmatics」の語源が「人生において学ぶべきこと」であることなどを教えていただき、数・数学の重要性を感じることができました。
そのあとの質疑応答では、「円周率はなぜπ(パイ)というのですか?」「宇宙の大きさが分かっているのなら、その外側に行くとどうなるのですか?」など子どもたちからの鋭い質問が途切れることなく続き、予定の30分はあっという間に経過。一緒にご参加いただいた保護者からも「自分が子どものときにこんなイベントがあったらよかったのに」という感想をいただきました。
川崎はキングスカイフロントや新川崎・創造のもりといった先端研究施設を有するほか、東芝未来科学館、かわさきエコ暮らし未来館などの関連施設も多く、実は科学にも非常に縁の深いまちです。また、2020年からは小学校でプログラミング教育が必修化されることも決まっています。今回参加してくれた子どもたちの中から将来の川崎、そして世界を引っ張ってくれる人材が生まれることを、我々も期待しています。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。